これまで仕組みの話を
お伝えしてきました。
「仕組み」というのは
組織や社員のパフォーマンスを
最大限に発揮するツールです。
中には、これだけやれば、
うまくいくという方も
いらっしゃいますが、
私はそうは思っていないのです。
それは、マーケティング
(売れる仕組み)を除けば、
仕組みの多くが内部(社内)のもので、
外部のお客様やライバルのことを
考える戦略が抜けているからです。
もちろん業績がよい会社は
戦略が上手くいっているので、
内部固めが大事です。
多くの中小企業では、
お客様に選ばれ、
売上を確保するという「攻め」
と
内部を固め、無駄をなくし
利益を確保するという「守り」
の両方が必要になってきます。
だからこそ、
仕組みだけあれば、
全てがうまくいく
というものでもないと思うワケです。
そこで、
経営幹部・管理職には
「攻め」と「守り」の双方を見つつ、
今、自分が「攻め」・「守り」の
どちらを考えているかを
視点を上げて見る全体観も
必要だと思うのです。