前回、事業承継にて
経営者の思いや
ノウハウ(ものの見方)
を残していく支援について
お伝えしました。
創業時の思いや
重要なターニングポイント
などをお伺いして、
エピソードや大切にしたい考え方
として残していく場合もあります。
一方、会社の仕組みそのものも
経営者が作り上げた財産と言えます。
当然ながら、
会社によっては、
経営者が築き上げた
仕組みがあるケースもあれば、
また、未完の仕組みもあります。
例えば、
未完の仕組みであれば
改めて、経営者と後継者を交えて
今の経営の在り方を仕組み・制度として
完成させていくということが重要になります。
経営者のノウハウ(見えない部分)
をできるだけ仕組み・制度
に落とし込んでいくのです。
一方、仕組みがある程度
しっかりしている企業であれば、
なぜその仕組みが必要と思ったのか?
その背景・考え・思想を理解することが
重要です。
なぜなら、時代が変われば、
仕組みや制度を変えていく必要が
あります。
しかし、根底にある思いや思想
を変えてはならない場合もあります。
仕組みに落とすと、
やや機械的になりがちですので、
根底にある思いや思想を
理解した上で仕組みを
運用していくことが
重要だと思います。