先日、経営戦略策定の
コンサルティングをおこないました。
経営戦略のテキストでは、
外部環境、内部環境
を分析(SWOT分析)して
クロスSWOT分析で
戦略を導いて、、、
と記載されていることがありますが、
そうならないことがほとんどです。
先日のコンサルティングでは
折角の場なので、いろんな戦略を
検討したいというご要望で
進めていき、次のような流れでした。
経営者・経営幹部の
話を聞きながら、
一緒になって
顧客のことを考え、
自社のことを考え、
ぼんやりと戦略が見えてきました。
この戦略が有望かなと思いつつ、
一歩引いて、
ライバルのことを考えると
戦略を軌道修正。
そうして、改めて
顧客のことを考えると
顧客ニーズとズレが生まれ、
それを踏まえて戦略を見直しました。
その後、市場規模の検討し、
自社の行動計画を考えると
やるべき戦略なのか?と
「?」が関係者の頭によぎります。
そして、気分を変えて
別の顧客のことを
考えて・・・
という感じでした。
このような感じで、
行ったり来たりで考えていくと
いくつかの戦略ストーリーが
生まれてきます。
そのストーリーを並べて
眺めてみながら、
・どれが自社に合っているか?
・自社がおこないたいか?
を考えながら、戦略を策定
していきました。
教科書通りにおこなってもいいのですが、
経営者・経営幹部を考えを引き出しながら、
進めていったので、教科書通りにしたら、
思い切った戦略や戦略のアイデア(種)
は出てこないケースがあります。
その場の作り方が戦略策定に
関係すると思うのです。
教科書通りの経営戦略策定で苦しんでいる
経営者・経営幹部の方は、
「戦略策定では議論が行ったり来たりも良し」
ということで進めてみるのも良いかも知れません。