経営計画策定などで
前半部分に出て来る
「現状分析」
この現状分析で
「強み」「弱み」を掘り起こす
ということは聞かれたことが
あるかも知れません。
「現状分析」と言われたら
何となく納得してしまうのですが、
その意味合いをより十分に
知って置いた方が実施する側も
現状分析に取り組む意味合いが
少し変わってきます。
当社では
現状分析で強みを掘り起こすメリットを
次の4つに分けてお伝えしています。
1 将来の戦略策定のため
2 新たに創る強みの候補出し
3 社内の軸づくり
4 新たな情報発信
1 今後の戦略策定のため
これはよく言われていることで
将来の戦略策定のために、
今の強みを掘り起こそう。
そして、その強みを活かした
戦略を策定しようというものです。
ただし、前回お伝えしたように、
強みだけでは戦略は策定できません。
ポジショニングがあって、
成立するのです。
2 新たに創る強みの候補出し
現状分析では「強み」だけでなく
「弱み」も考えていくことがあります。
それと相まって、今後自社の強みに
した方が良い項目が出てきます。
「候補」としたのは、戦略を策定して
初めて強みにするかどうかが決まるので
あくまで候補としています。
3 社内の軸づくり
実はこの強みの共有ができていない
会社も中にはあります。社長は強みと思っていても
次世代のリーダーは強みと思っていない。
そういう強みの共有が社内でのしっかりとした軸
になっていきます。
「この強みなくしては当社がお客様から選ばれないんだ」
「この強みこそが先輩社員が築き上げたものなんだ」
という会話が出て来るようになり、
何を大事にしていくかが、共通化していきます。
4 新たな情報発信
強みを掘り起こすことで、
お客様が知ってそうで知らなかった
自社の強みが出てきます。
1の戦略策定や3の軸づくりとも関連しますが
お客様への発信の仕方を変えることで
新たな顧客獲得につながります。
このように説明すると、現状分析の
次のステップまで説明した部分もありますが、
現状分析という言葉でで終わらせるのは
もったいないと思っています。