前回に続いて、今回も
ローカルベンチマークの活用です。
当社は2016年に地方銀行様にて
ローカルベンチマークの導入の
お手伝いをさせて頂きました。
担当者の方の立場としては
ローカルベンチマークの
フォーマットやSWOT分析表
を埋めることを優先してしまいがちです。
そうすると、フォーマットを
埋めるためだけのヒアリングに
なりがちです。
導入支援で感じた事として
ローカルベンチマークの活用で
重要なことの1つとして、
経営者への「気づき」が
与えられるかどうか
がポイントだと思います。
シンクタンク勤務時代の上司から
次のようなことを言われました。
「ヒアリング先への質問を100個考える。
そうすると、100個の質問を探すために
いろいろと調べる。
そうすれば、質問の答が聞かなくても
分かるようになり、本当に聞きたい質問は
数個になる。そうすると質問相手からすれば、
よく準備・勉強していると見なしてくれ、
前向きに答えてくれる」
これは経営者が相手でも
同じではないかと思うのです。
経営者の貴重な時間を頂戴するので、
経営者にとっても「気づき」がある
ことを重視されているのです。
当方がコンサルティングするときも、
相手が気づくことをを意識しています。
だからこそ、何も準備せずに
お話をお伺いさせてくださいという
スタンスではなく、事前の準備や調査が
経営者に気づきを与えるヒアリング・
対話になると思うのです。