前回に続いて、今回も
ローカルベンチマークの活用です。
当社は2016年に地方銀行様にて
ローカルベンチマークの導入の
お手伝いをさせて頂きました。
担当者の方の立場としては
ローカルベンチマークの
フォーマットやSWOT分析表
を埋めることを優先してしまいがちです。
そうすると、フォーマットを
埋めるためだけのヒアリングに
なりがちです。
前回から、対話において
経営者に気づきを
与えられるかどうか
ということがポイントと
お伝えしました。
気づきにも
いろいろな種類のものがあり、
いろいろプロセスによって
生み出されます。
これまで
(1)情報発信
(2)異業種の取り組み
(3)埋もれている宝
(4)選ばれる理由
などの気づきの一例を
お伝えしました。
経営者が求めている
気づきはさまざまで、
経営者自身もどの
「気づき」を必要としているか
本人でも分からないことが
ほとんどです。
我々に置き換えても
「気づき」は偶然である
ことは多いはずです。
今回は、
「売上を上げる」
という視点の気づきを
中心に対話を考えてきましたが、
経営者によっては
・会社のビジョン・ベクトル合わせ
・組織力を向上する
(人材育成・チームワーク・モチベーション)
・新規事業・新商品を開発する
・会社の仕組み・体制をつくる
などの気づきを必要としている
こともあります。
対話によってこのような気づきを導き、
明日からの経営に活かすということに
ローカルベンチマークの活用の価値は
あるのだと思っています。
そこにはフォーマットに埋めると言うよりも
気づきを生み出す質問力・対話力が必要なのです。