【620】数値を集計するのは、行動を起こすため

 

数値を集計するのは、行動を起こすため

 

 

仕組みづくりコンサルティングでは

会社の数字を集計してもらうこともあります。

 

売上・材料費・人件費・棚卸在庫

だったりと会社によってさまざまです。

 

 

仕組みを一旦つくると

その仕組みに合わせて

集計していくのですが、

ともすると集計そのものが

目的になることがあります。

 

いわゆる手段の目的化です。

 

 

その時には

「集計して、どうするの?」

という「そもそもに」

立ち返る必要があります。

 

 

それは「何のために」

集計するの?という

視点が重要になります。

 

 

私が考える

 

「集計する目的」

 

は行動するためにあります。

 

 

行動なくしての

集計は意味が薄いこと

があります。

 

 

集計には

(1)定時観測のように

  時系列で推移を見る

 

(2)仮説を持って改善

 の糸口を探る

 

の多く2つがあります。

 

 

(1)は定点観測して、

予兆を察知して

先手管理という行動を

促すものであること

 

 

(2)は集計して分析して

仮説を検証して、

改善という行動を

促すものであること

 

 

 

(2)の場合は、

仮説をもって分析するので

ある程度の行動が生まれます。

 

 

一方で、(1)の場合は、

定点観測という性格上

マンネリ化してしまい

その数字を見るだけで

行動しないことがあります。

 

 

 

(1)が簡単に集計できれば

いいのですが、ある程度

時間を要するのであれば、

そもそもその集計が

必要なのか見直すことも

重要なのです。

 

 

働き方改革・生産性向上が言われる中で、

上記の視点で集計という業務を

見直すことも重要なのかも知れません。