【632】経営計画書=売上・利益計画(数値計画)とは限らない

 

経営計画書や経営改善計画書の

ご支援の中で一番、重要視されるのが

数値計画。

 

 

提出先が金融機関という場合が多いので、

 ・売上利益計画

 ・返済計画

 ・資金繰り計画

といった数値計画が

検討においても時間を割き、

出来上がった資料の枚数も多くなります。

 

 

しかし、実際はその数字を

どうやって達成するかという

行動計画が重要なのですが、

検討する時間が足らず、

大きな方向性やすぐに数値の効果が

表れるものだけになりがちです。

 

 

そうして、進捗確認やフォローアップしても

その計画がうまくいかないこともあります。

 

 

そこには、数値計画を達成するだけの

行動計画が具体的になっていないから

という側面があります。

 

 

経営計画書には、

様々なフォ-マットが

あります。

 

1 現状分析中心の計画

2 数値計画中心の計画

3 行動計画中心の計画

 

 

ついつい1から検討に入るので

1、2で力尽き3が中途半端に

なってしまうのです。

 

また、2の数値計画中心の計画が

経営計画と思っていらっしゃる方も

少なくはありません。

 

 

計画とは目標を達成するためのもの。

それを見て行動できないと計画ではありません。

 

 

現状分析や数値計画を見て行動計画に

移せるなら問題ありませんが、

それを見て行動できないなら

行動計画の検討が十分に必要かも知れません。