「組織は戦略に従う」
「戦略は組織に従う」
などの著名な経営学者の
言葉があります。
「組織は戦略に従う」
はアルフレッド・チャンドラーが
提唱した考え方で、取り得るべき戦略に応じて
組織を変化させるべきという考え方。
「戦略は組織に従う」
はイゴール・アンゾフが
提唱した考え方で、組織の実態(能力)に応じて
戦略を変化させるべきという考え方。
中小企業だと、どちらが
フィットするのでしょうか?
近年の人手不足の状況であれば
「戦略は組織に従う」
ということが、まずは考えやすい
と思います。
人員数・人材の能力を踏まえて
できる範囲で戦略を考えていくのです。
しかし、そればかりでは
会社は成長しません。
「組織は戦略に従う」
という視点を持ちながら、
会社を成長させるには
・どういう人材が必要か?
そして、そのためには
・どういう人材育成が必要か?
を考えていくのです。
経営者は常に、
「組織は戦略に従う」
「戦略は組織に従う」
を念頭に置きつつ、
組織と戦略を行ったり来たりしながら
自分のビジョンとその実現方法を
考えることが大切だと思います。