段取り力をあげたいという中小企業の
経営幹部・管理職・社員の方のご相談を受けます。
社員が育っていないというお悩みを受ける裏側に
段取り良く仕事ができておらず、ムダやロスが多い
ということがあります。
特に働き方改革などで労働時間が限られている中では
各人のパフォーマンスを上げることが重要になります。
段取り力を上げる基本的なポイントとして、
「ゴール」と「分ける」という2つ
をお伝えしています。
段取り力を上げるポイント(1)「ゴール」
まずゴールについて、
その仕事のゴールはどこなのかをハッキリすることで、
どのような準備段取りをしていいのかが見えてきます。
その時に重要なのが、自分にとってのゴールだけではなくて、
その仕事に関わる人にとってのゴールを考えることです。
そうすると、自分が思っていたゴールがゴールではなく
もっと大きいものだったり、そのゴールに関係した
次のステップやリスクなども見えてくるはずです。
例えば、仕事を依頼したお客様、もしくは上司が
なぜその仕事を依頼するのかという背景を
自分なりに考えていくと自然とゴールが見えていきます。
段取り力を上げるポイント(2)「分ける」
もう一つ大事な事は、
そのゴールに向かって、もしくは全体を捉えて
仕事を「分けて」考えることです。
段取りが苦手な方は
自分がやるべきことを分けて考えること
が得意でないようです。
そのため仕事も大きな塊のままの状態で、
手をつけられずに、準備不足・段取り不足になって
しまうケースもあります。
そのゴールに向かって、全体を捉えて、
何をしないといけないのかという視点で
やるべき事を分けて書き出すことが
重要です。
この2つを意識するだけで段取りをする力が上がります。
2つ目のポイントである、「分ける」という考え方は
段取り力に限らず、仕事力も引き上げることもできますので
関心がある方はコラムをご一読ください。
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