【679】仕事でゴール(目標)が大きすぎる場合は、中間ゴールを設定する

 

 

中小企業の経営幹部・管理職育成をおこなっている中で、

今までやったことがない仕事・プロジェクトを進める

難しさを改めて感じることがあります。

 

 

一般社員の場合は、決められた業務、

いわゆる、定型業務をおこなうことが中心です。

一方、ステップアップして管理職・経営幹部になると

非定型業務をおこなうことが中心になってきます。

 

 

例えば、新規事業の立ち上げや、

原価低減など新規プロジェクトなどです。

 

 

それは、これまで自分自身、会社も

経験したことがないため、自分なりに

試行錯誤しながら、ゴールに向かうこと

が重要になります。

 

 

その時にゴールが大きすぎたり、

見えにくかったりすると、

通常業務の忙しさと相まって

手がつけられない状態になります。

 

 

そこでオススメするのが、

中間ゴールの設定です。

 

 

最終ゴールに到達するために、

途中のゴール、中間ゴールを設定してみるのです。

 

 

その中間ゴールの設定の考え方には、2つあります。

 

 

(1)最終ゴールに向けた行程の途中をゴールとする

 例えば、山登りでいうと、頂上の前の3合目・5合目

 

(2)最終ゴールの前に、別のゴールを設定する

 同じく山登りでいうと、富士山登山の前に、別の山に登ってみる

 

 

通常は(1)で中間ゴールを設定することがありますが、

時には(2)でもよいケースがあります。

 

 

それは、非定型業務の新規事業や新規プロジェクトの場合、

・一度決めたゴールが変わるケースもあり、

・また別のゴールでも実はOKだったというケースもあります。

 

 

ゴールがを決めていたとしても、実行に移しながら現実を見て、

ゴール設定し直すという場合もあるのです。

 

 

山登りでも、

「最短距離が最も早く行ける道とはかぎらない」

といわれるそうです。

 

それは、最短であっても道のりが険しく

体力的に厳しい行程である場合もあるからです。

 

 

最終ゴールだけ見ていたら、時間や手間がかかるケースもあり、

結局進んでいないこともあります。

 

 

一歩でも進めば景色が変わります。

景色が変われば、見方も変わるので、

結果的に最終ゴールに届きやすくなります。

 

 

時には中間ゴールを本来目標をちょっと違うところに

設定してみて、進んだ景色を見てみるということも

大事になのかも知れません。

 

その時に、中間ゴールを分けて考えるスキルが重要になります。

以下のコラムも参考になると思います。

 

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