ピーターの法則とは、
「自己の能力の限界に達するといずれ人は無能になるという法則」
です。
考案者は、ローレンス・J・ピーターで、
その著書「The Peter Principle」
で提唱されたものです。
例えば、
営業成績が優秀な方が、
営業課長になり、営業部長になり
事業部長になっていく過程で、
本来、評価されていた営業力から
マネジメント力が求められ、
そして、
戦略立案力や計数管理力など
幅広い知識・スキルそして
経営幹部としてのマインドが求められます。
ピーターの法則とは、その
知識・スキルそしてマインドが身に付かず、
無能状態に陥るとしています。
当社のメインである、中小企業の
経営幹部・管理職の育成の中でも、
ピーターの法則にならないように、
現職の経営幹部・管理職や次世代リーダー
の育成をおこなっています。
その中で改めて感じるのが、
ポジションが上がるということは、
今までやってきたことが活かされにくい
場面も多分にあると言うことです。
例えて言うなら、
今までやっていたスポーツやゲームから
全くルールの異なるスポーツやゲームに
チャレンジすることに近いかも知れません。
柔道で優秀だった方が、
水泳でも力を発揮できるか?
そして、将棋でも力を発揮できるか?
ピーターの法則を打ち破るには、
ポジションが変わったステージで
どうルールが変わってそのルールで勝てるように
どれだけ自分を変えられるかだ大切だと考えています。