【688】中小企業の業務改善では「すべてを変えてもいい」という意気込みが重要

 

複数のクライアント企業で、業務改善の取り組みを

おこなっています。

 

今の業務の状況を見える化しながら

現状を把握しています。

 

現状の業務の仕方は、過去の歴史の積み重ねです。

 

過去に

・お客様の要望に対応しようとしたら

・社長や役員から言われたから

・以前、トラブルがあって改善したから

・ミスを少なく、短時間でできるようにしたから

といった何らかの背景で成り立っています。

 

しかし、そういったことがある意味

「つぎはぎ」だらけになっているのも事実です。

 

 

その結果、

・その業務にかかる人手や時間が減らない

・間違いやミスが多発する

・今となっては無駄な作業が発生する

などの良くない面が残っているのも事実です。

 

 

そこで業務改善の取り組みをおこなうと

一生懸命に業務している社員さんの側は

・今までこれでやっているから

・今のやり方でそれほど困っていないから

・過去に誰かにそう言われたから

という現状維持に向いてしまい、業務改善の意識が

芽生えないことがあります。

 

 

それは、社員さんの問題と言うよりも

過去の歴史の積み重ねを大切にしているからです。

 

 

そこで、その取り組みでは、その積み重ねで

つぎはぎになったものを整えることをお伝えしています。

 

 

変化する環境に合わせて会社で新しいことをやろうとすると、

ある程度、時間的余裕がないと実現できません。

その為に、業務改善の取り組みは重要なのです。

 

 

そこで、社員の方に持ってもらいたい視点として

・その業務は、そもそも何のため、誰のためにやっているのか?

ということをお伝えしています。

 

 

その時に「そもそも」「本来」という

前置き言葉をつけて考えてみると

現状維持の考え方から抜け出しやすくなります。

 

 

何かを変えることは大変ですが、現状維持の考え方は

私を含め多くの方が持っているため、意識して

思考を変えることが、将来の経営を担う管理職や次世代リーダー

にとって重要です。