「分かる」は「分ける」
先週、とある会社のロジカルシンキング研修で
繰り返しお伝えしたフレーズです。
この「分かる」は「分ける」は教育用語で、
・はじめの「分かる」は、理解できていること
・あとの「分ける」は、分解・分類できていること
ということです。
すなわち、ものごとを理解できているのは、
AとBの違いが分かっているということです。
ロジカルシンキングの前提として、
「分ける」という作業があります。
いわゆるMECE(漏れなくダブりなく)
という考え方があり、分ける重要性というのは
同じです。
しかし、MECE(漏れなくダブりなく)だけお伝えしても、
それってロジックツリーを作るときにだけだと勘違いされる
方もいらっしゃいます。
実はこの「分ける」ということ、仕事ができる方が
無意識的・意識的にしていらっしゃると最近感じてきました。
そして、業種・年齢・職種に関係なく、極端な話、
入社間もない方も、「分ける」を意識した発言をされます。
それは、ロジカルシンキングということではなく、
仕事の段取りについても、
・あれをやって、それをやって、
・その前にこれもしないといけないな
という風に、段取りを行動に分けていらしゃいます。
ステップ分けという言葉があるように、
ステップを分けないと、人は理解できないのです。
この分けるということは、今の仕事力をアップするのに
ベースとなるスキルだと思っています。
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