【703】生産性向上には事務作業でも正味作業時間(正味稼働時間)を考える

 

正味作業時間(正味稼働時間)

という言葉を聞いたことがありますか?

 

 

製造業の現場改善で

使う言葉です。

 

 

現場の作業者がどれだけ

加工・製造する時間を確保しているか

検討する考え方です。

 

 

労働時間すべてが、正確に言えば

加工・製造しているわけでないですよね。

 

 

例えば、

・部品や材料を待っている時間

・打ち合わせに参加している時間

・機械を修理している時間

・他のメンバーの問い合わせに対応している時間

・機械に部品をセットしている時間

・図面や情報端末を見ている時間

など実際に加工・製造している以外に

多くの時間が取られています。

 

 

現場改善ではそれらの時間が減らせないか?

を考えていくのです。

 

 

実はこれは事務作業においても、

同じ事が言えるかも知れません。

 

 

・電話対応の時間

・書類を探している時間

・PCのファイルを開いている時間

・会議の出席、議事録作成

・すわって、物思いにふけっている時間

など、求められる事務作業や仕事を

十分に時間を確保できていないことなどが

あります。

 

 

働き方改革などで、労働時間が見直されている中で、

正味作業時間(正味稼働時間)を確保するために、

それ以外の作業を

 ・減らせないか?

 ・なくせないか?

 ・誰かに任せられないか?

など考えることも大切だと思います。