クライアント様にて、収益改善の
コンサルティングをおこなうことがあります。
様々な業種を担当した経験から、
改めて感じるのが、企業によって
儲け方が様々ということです。
儲かる商品、儲かる販路もあれば
さほど儲からない商品、販売先が
あります。
特に、経営分析をおこなう場合は
その時には、その企業が
・どこで儲けを生み出しているのか
・どこで儲けを生み出す可能性があるのか
を考えていきます。
現在では、企業の収益モデルが変化・多様化しており、
メーカーだからといって、販売した際の利益で儲ける訳
ではありません。
例えば、プリンターのインクカートリッジなどは
本体そのものの儲けよりもインクカートリッジの
儲けがあると言われます。
もともとはひげそりの替え刃で収益をあげる
ジレットモデルです。
また、ある業種では○○という商品販売が儲けの柱で
あっても、別の業種から見れば○○は集客のツールであり、
薄利で販売し実は■■が集積の柱であるということもあります。
その時に、改めて
・自社のポジショニング(立ち位置)
・収益の柱であるキャッシュポイント
を考えていきます。
他社ではなくて、自社が選ばれる理由と
どこで儲けるかというキャッシュポイント
を再設定します。
今は業界の垣根を越えた競争が大企業だけでなく、
中小企業含めておこなわれています。
同じ業界だけのキャッシュポイントで考えていても
異業種が入ってくれば、キャッシュポイントが
変化していきます。
そこで同業種だけではなく、異業種の動向を
見ながらキャッシュポイントを設定することが
重要なのです。