企業の経営者から人材育成のご相談を受けて、
集合研修や個別トレーニングをおこなっています。
そこで、経営者の悩みとして、
「あの部長は、仕事が大雑把で困る」
「彼を課長にしたいが、仕事が雑だから大丈夫かな」
「今度の新人は大雑把だから、仕事を任せられない」
といった悩みです。
そして、
「それって性格だから仕方ないのかな・・・」
「どうやっても仕事のセンスはないな・・・」
という諦めのコメントを頂くことがあります。
実際、諦めで終わってしまっていいのでしょうか?
人口減少で採用が難しい中で、いい人に集まって
もらいたいものの、なかなかいい人が集まらない。
そして、自分の部下が仕事が大雑把だったり、
雑だったりすれば、そのしわ寄せが自分に回ってくる。
結局、自分の仕事が回らず、大変な思いをしたり、
自分の仕事も大雑把な雑になったりします。
私自身もいろんなタイプの方の人材育成をおこなってきましたが、
仕事が大雑把だったり、雑に仕事をしている人(社員・部下・後輩・新人)の
多くの方は、実は「分ける」ということを意識してません。
「分ける」というのは、自分の考え、物事、発言、段取りを
分ける(分類する・分解する)ができているかということです。
この「分ける」ができていないと、大雑把で雑な仕事になります。
例えば、
仕事のチェックリスト1つとっても、
大まかにしか書いておらず、
細かく分けられていないので、
チェックリストになっていない。
ファイルの分類も大雑把で
1つのフォルダにいろんなものが入っていたり。
机の上の状態もどこに何があるかが
整理整頓できていなかったりです。
実はこの分けるということは、
仕事ができる方が意識的・無意識的に
やっている行為なのです。
仕事が大雑把で、雑な方(社員・部下・後輩・新人)が
まず身に付けるべきスキルは、実は「分ける」
というスキルなのです。
この分けるに関心がある方は、以下の書籍をご一読ください。
仕事が大雑把の人(社員・部下・後輩・新人)でも、
「分ける」を意識すれば、雑な仕事が改善されていくはずです。
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