福岡・広島の中小企業の経営幹部・管理職の人材育成・社員研修をおこなうヒトサクラボのブログ(2019年3月)

【669】仕事ができる人の特徴・「分ける」スキルで視野が広くなる

 

当社でおこなっている、

「分かる」は「分ける」研修。

 

 

仕事がデキる方の特徴の1つとして

思考・発言・行動を分けて整理し、

業務していらっしゃいます。

 

 

当社では

「分ける」(分割する・分解する)技術

「分ける」(分割する・分解する)スキル

とも呼んでいます。

 

 

私自身、前職のIT業界にいた際に

「分ける」(分割する・分解する)

のベースを教わった気がします。

 

分けることは、視野を狭くするという

印象を持たれるかも知れませんが、

実はこの「分ける」(分割する・分解する)というスキルは、

視野を広くして、仕事の全体像や仕事のゴール(最終地点)を

見ることにも繋がります。

 

 

・今日の活動報告を上司に理解してもらうため、

どういう風に話す内容を分けて、どういう順番で

話すと伝わりやすくなるだろうか?

 

 

・納期遅れが発生した要因をどのように分けて

分析するとスムーズに解決策にたどり着くだろうか?

 

 

・営業目標を達成するための計画を進めていくためには、

項目を分けて書き出した行動に漏れはないか?

 

 

など自分が考えている対象(全体像・ゴール)を

「分ける」(分割する・分解する)ということは

「自らが分けた要素で全体が十分か」という

・全体を捉えようとする意識

・「漏れ」を探す意識

が生まれてきます。

 

そうすると全体観や俯瞰力が自然と身に付いてきます。

 

 

ちょっと話は逸れますが、

 

「量質転換(転化)の法則」

 

という考え方があります。

 

 

それは、

 

一定の量をこなすにつれて、質が上がっていく。

そして質が上がれば、量をこなせるようになっていく。

 

というものです。まずは量が必要です。

 

 

この分ける(分割する・分解する)という作業も

 

分けることをこなすについて、全体が見えてくる

そして全体が見えてきたら、分ける力もより磨かれていく

 

ということにつながると思います。

 

まずは「分ける」(分割する・分解する)

 

仕事力を上げたい方は是非意識する

と変わっていくと思います。

 

そうすると、会社の経営者が求める

「視野が広い」人材

になる足がかりになると確信しています。

 

 

ご関心がある方は、以下の書籍をご一読ください。

 

 

 

 

■関連書籍のご案内

 

大企業・中小企業・行政関係者など業界・職種問わず1000人以上のビジネスパーソン(経営者・管理職・社員)と面談して、見えてきた仕事がデキる人のコツ。

 

 「分ける」

  

 

仕事がデキる人が意識的・無意識的におこなっている仕事の「知られざる」ベーススキル(土台となるスキル)、「分ける」技術をマスターすれば、仕事力は確実に上がっていきます。

  

本書では研修・コンサルティングでお伝えしている「分ける」技術の勘所、そして、報告や段取りの場面でのコツを、全編マンガでスラスラと学ぶことができます。

  

若手社員・新入社員など主に20代のビジネスパーソンに向けたマンガですが、就職内定者・就職活動中の学生の方、そして仕事を教える方にもオススメの1冊です。

  

詳しくは、以下のURLかマンガの表紙画像をクリックして、内容をご確認ください。

(Amazon Kindleの商品紹介ページに移ります)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B0879FWFJ1

 

まんがでわかる!分ける報告術・分ける段取り術


【668】仕事ができる人の特徴である「分ける」技術

 

当社でおこなっている、

「分かる」は「分ける」研修。

 

 

仕事がデキる方の特徴の1つとして

思考・発言・行動を分けて整理し、

業務していらっしゃいます。

 

 

私自身、前職のIT業界にいた際に

「分ける」(分割する・分解する)

のベースを教わった気がします。

 

 

例えば、

上司へ報連相するときには

・事実

・意見

 を分けて、話すように教えられ、

 

また、見積作成するときには

・ハード

・ソフト

・プログラム開発費

・導入経費

 で分けて、見積を作成しました。

 

そして、お客様のトラブルが発生したときでも

・ハードの問題

・ソフトの問題

・ネットワークの問題

 で切り分けて、原因究明し対策を検討したりしました。

 

 その時は、1つの決まり程度という理解でした。

 

しかし、その後、他の業務やコンサルティングや人材教育を通じて、

色々な業界で仕事ができる方の言動を目の当たりにした時に、

●「分ける」(分割する・分解する)という、仕事ができる方の共通点

 と

●「分ける」(分割する・分解する)大切さ

が自分の中で腹落ちできました。

 

仕事ができる方は、何かしら分けて、思考・行動・発言している

それはフレームワークの知識の多少ではなく、目の前の出来事を

自分なりの軸で分けていることに気づきました。

 

例えば、発言にしても

・意見と事実

・現状と見通し

・原因と結果

・目的と手段

など、自分の見解、主張に沿って、分けて発言・行動しているのです。

 

もちろん、「分ける」技術だけで仕事ができる訳ではありませんが、

仕事ができる人は、「分ける」技術を持っており、

逆に、そうでない方は「分ける」技術を持っていないのです。

 

 

ご関心がある方は、以下の書籍もご一読ください。

 

 

■関連書籍のご案内

 

大企業・中小企業・行政関係者など業界・職種問わず1000人以上のビジネスパーソン(経営者・管理職・社員)と面談して、見えてきた仕事がデキる人のコツ。

 

 「分ける」

  

 

仕事がデキる人が意識的・無意識的におこなっている仕事の「知られざる」ベーススキル(土台となるスキル)、「分ける」技術をマスターすれば、仕事力は確実に上がっていきます。

  

本書では研修・コンサルティングでお伝えしている「分ける」技術の勘所、そして、報告や段取りの場面でのコツを、全編マンガでスラスラと学ぶことができます。

  

若手社員・新入社員など主に20代のビジネスパーソンに向けたマンガですが、就職内定者・就職活動中の学生の方、そして仕事を教える方にもオススメの1冊です。

  

詳しくは、以下のURLかマンガの表紙画像をクリックして、内容をご確認ください。

(Amazon Kindleの商品紹介ページに移ります)

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B0879FWFJ1

 

まんがでわかる!分ける報告術・分ける段取り術


【667】新商品や新サービスを開発するときの視点

 

クライアント企業から新商品・新サービスの

開発の相談を頂くことがあります。

 

 

どのような商品・サービスがいいかを

クライアント企業の経営者・社員の方と

一緒に考えていきます。

 

 

そこでは、お客さまの頭の中を想像して

本当にその商品・サービスを買ってもらえるのか

を考えていきます。

 

 

その時の視点として、

 

(1)その商品を本当に欲しがる方はどんな方なのか?

 

 

(2)その方は自社の商品・サービスを買わないとすれば

  他社のどんな商品・サービスを購入するのか?

 

 

(3)その方が自社の商品・サービスを買って頂くとすれば、

 その方がどんな喜びの声をしてくれるのか?

 

 

の3つを考えていきます。

 

 

(1)は、ターゲットについて

 

 

(2)は、ライバルについて

 

 

(3)は、自社(特に自社の商品・サービス)について

 

 

世の中にない、商品を作ったとしても、

それが他社に比べて選ばれる理由がなければ

お客さまから購入頂けません。

 

 

新商品・新サービスを開発するときには

お客さまの頭を考えながら、「選ばれる理由」

がどこにあるのかを客観的に見ていくことが重要です。

 

その視点がなければ、自己中心的な商品・サービス開発に

なりがちです。

 


【666】中小企業の仕組み作りでは運用イメージを想像する

 

当社でのコンサルティングメニューである

仕組み作りコンサルティング。

 

 

家業から企業へと成長したい企業様や

今までのやり方では限界を感じている企業様

と一緒に新たな仕組みづくりを考えていきます。

 

 

仕組みを考える際に重要なのは

「運用イメージ」をどれだけ

想像できるかとことです。

 

 

今の業務を変えた場合に、

・この場合はこうなる

・あの場合はこうなる

といった運用イメージを

想像していくのです。

 

 

そうすると、業務を変えるメリットだけでなく

デメリットも見えてきます。

 

そうしてそのデメリットを解消する

ようなことも合わせて考えていくのです。

 

 

運用イメージは1つもパターンに

おさまる訳ではありません。

 

 

いくつか考えていくことが、

検討メンバーの思考力・創造力を

引き延ばすことも可能になっていくのです。

 

 

この複数のパターンを考えることも

「分ける」という能力が必要になります。

 

「分ける」ことに関心がある方は以下のコラムが

参考になるかも知れません。

 


【665】仕事の段取り力を上げるには、「ゴール」と「分ける」

段取り力をアップするには「ゴール」と「分ける」イメージ

 

段取り力をあげたいという中小企業の

経営幹部・管理職・社員の方のご相談を受けます。

 

 

社員が育っていないというお悩みを受ける裏側に

段取り良く仕事ができておらず、ムダやロスが多い

ということがあります。

 

 

特に働き方改革などで労働時間が限られている中では

各人のパフォーマンスを上げることが重要になります。

 

 

段取り力を上げる基本的なポイントとして、

「ゴール」と「分ける」という2つ

をお伝えしています。

  

 

段取り力を上げるポイント(1)「ゴール」

段取り力をアップするためにはゴール設定が重要

まずゴールについて、

その仕事のゴールはどこなのかをハッキリすることで、

どのような準備段取りをしていいのかが見えてきます。

 

 

その時に重要なのが、自分にとってのゴールだけではなくて、

その仕事に関わる人にとってのゴールを考えることです。

そうすると、自分が思っていたゴールがゴールではなく

もっと大きいものだったり、そのゴールに関係した

次のステップやリスクなども見えてくるはずです。

 

例えば、仕事を依頼したお客様、もしくは上司が

なぜその仕事を依頼するのかという背景を

自分なりに考えていくと自然とゴールが見えていきます。

段取り力を上げるポイント(2)「分ける」

段取り力を上げるには全体から「分ける」ことが重要
続きを読む

【664】中小企業でPDCAを回すには、行動計画・実行・管理が大切

 

経営計画を立てても、うまくいかない。

毎月の月次決算の状況見ても、行動は今まで通り

といった、経営者のお悩みをお伺いすることがあります。

 

いわゆるPDCAが回っていないという状況です。

 

PDCAとは

 

P(Plan:計画)

D(Do:実行)

C(Check:確認)

A(Action:修正)

 

でした。

 

経営計画を作る、Plan

月次決算を確認する、Action

があっても、

 

結局は

 

行動していないし、(Do)

行動の修正をしていないし(Action)

 

のであれば、成果はでません。

 

 

重要なのは数値計画の作成・確認だけではなく、

行動の計画・実行・確認・修正をすることが重要です。

 

 

前回お伝えしたとおり行動には

・繰り返しの行動

・新たな複数の組み合わせ・積み上げの行動

が2つあります。

 

 

成果が出ていないときには、

・繰り返しの行動(継続・定着)

・新たな複数の組み合わせ・積み上げの行動(変革・進化)

を考えることが重要です。

 

 

当社では、数値計画を実現するための

 

ガントチャート式経営計画

 

をご提案しています。

 

 

そこで行動のコントロールをおこないながら

 

実行力を高め、目標の達成を目指します。

 


【663】中小企業の行動計画は、行動の「繰り返し」か「積み上げ」で考える

 

経営計画策定コンサルティングをおこなう中で、

当社では「数値計画」だけでなく「行動計画」

を重要視しています。

 

数値管理の達成には、行動が必須であり、

スローガンだけでない具体化が必要と

考えています。

 

 

その行動には2つの行動があります。

 

1つは、

同じ行動を「繰り返す」こと

 

例えば、

毎日、清掃活動すること

月1回、営業会議を開催すること

など、決めたことを継続する活動です。

 

まさに

 

継続は力なり

 

です。

 

 

また、継続して行動する活動の中には

 

「なんでもないような当たり前のことを徹底的に行うこと」

 

もあります。

 

これは、凡事徹底(ぼんじてってい)です。

 

 

 

もう一つは、

目標達成に向けて逆算して

行動を「積み上げる」こと

 

 

例えば、原価低減というテーマについて

・現状を分析する

・原価低減のアイデアを出す

・実行策を評価する

・実行策を実行する

など、いろいろな行動を積み上げて

成果を出す必要があります。

 

このように目標達成には、

 

(1)同じ行動を「繰り返す」こと

 

(2)行動を「積み上げる」こと

 

どちらか片方もしくは両方

ないと達成できません。

 

 

当社では、

 

特に(2)行動を「積み上げる」こと

 

について、ガントチャート式経営計画を

活用し、クライアント企業の「実行力」

を高めるご支援をしています。

 


【662】家業から企業に向けた成長企業で、バランススコアカード(BSC)を活用するには・・・

 

当社では家業から企業に向けた

成長企業のお手伝いをすることがあります。

 

 

売上は順調に伸びているものの、

社内体制や人材育成がより重要な

局面になります。

 

 

バランススコアカード(BSC)は

まさに、

 

(1)売上と利益

 

(2)お客様

 

(3)仕事の仕方

 

(4)人と組織

 

の各視点におけるバランスが

重要と示しています。

 

 

家業から企業に向けた企業は

(1)売上と利益

は現時点では重要なのですが、

より大きな売上と利益を確保しようとすると

 

(2)お客様

にもっと喜ばれる必要がありますし

 

そのためには

(3)仕事の仕方

(4)人と組織

をより強化する必要があります。

 

 

「成長」という視点で取り組むこともあれば

「安定」という視点で取り組むこともあります。

 

 

中には、バランススコアカードの

戦略マップのように(1)~(4)のつながりを

意識することもあれば、つながりを意識せずとも

その企業にとってやらなければいけないこともあります。

 

 

その取り組みを出した後、(1)~(4)の各視点で

取り組みのバランスが取れているかという

俯瞰することが重要だと考えています。