中小企業の社長・経営者と面談すると、その多くの方が経営幹部を始めとした社員が育っていない、特にリーダーシップが発揮できていないことを悩んでいらっしゃいます。社長自身、いろいろと対策を打ち、幹部社員の意識改革のため、外部の研修にも参加させたようですが、なかなか改善しないとのお悩みをよくお伺いします。そのため社長自身の時間を有効に使えず、社長としての仕事が十分出来ていらっしゃらないようです。
当社ではこれまで製造業、小売業、卸売業、建設業を始めとして幅広く、幹部社員の育成のご支援をしてまいりました。特に創業期・会社成長期・新規事業立ち上げ・企業再建・事業承継など企業のステージに合わせて、経営幹部に求められることも変化して参ります。当社ではすべてのステージを経験しているからこそ、今の段階だけでなく次の段階も見据えた幹部・リーダー研修をおこなっております。
中小企業の社長・経営者が経営幹部・管理職に求めるリーダーシップとして、よくお伺いする姿が「自分の意を汲んで、リーダーシップを発揮して社内をまとめて欲しい」というものです。その為には、経営幹部が、自分自身のこと(得意・不得意)やなすべき役割を客観的に十分に認識する必要があるのです。
中小企業の経営は、あらゆるものの「バランス」を取りながら、時には意図的に「バランス」を崩しながら、成長していきます。
例えば、売上を取るのか?利益を取るのか?正解は1つではなく、その時々で正解が変わっていきます。社長・経営者の右腕・No2となる経営幹部・管理職にも、そのバランス感覚を理解・体感することが重要です。リーダーシップ研修においてもそのバランス感覚を体得するような進め方をおこなっています。
<リーダーシップ研修で管理職が考えるバランスの一例>
全体 部分
他部署 自部署
経営 現場
将来 現在・過去
長期 短期
チーム 個人
他人 自分
客観 主観
原因 結果
恒久対策 応急処置
外部(お客様ほか) 内部(自社)
目的 手段
原因 結果
メリット デメリット
チャンス リスク
統合 分解
抽象 具体
論理 感情
ヒトサクラボは、1000人以上のビジネスパーソンとの面談を通して、経営者や管理者、一般社員や若手社員など仕事ができる方の隠れたスキルを見出してきました。
それが「分ける」技術です。
この分けるスキルがなければ、何を学んでも経験しても人材のレベルは上がりにくいことが分かりました。
一方で、「分ける」技術を習得・実践するだけで、管理職のリーダーシップ、社員の報連相・段取りなど仕事力ははグッと上がるのです。
本研修でも、「分ける」技術をお伝えしながら、リーダーシップ力のアップを図ります。
基本的にはクライアント様のニーズに応じて、以下のテーマの濃淡をつけながら、社長・経営者が期待するリーダーシップ像を目指す研修を行っていきます。
人の成長には「マインド」と「スキル」が重要になります。そのバランスもお伺いしながら、以下の6つのテーマを中心にリーダーシップ研修を組み立てていきます。
講師派遣型の社員研修のため、社員の多くの方が共通の知識・考え方を習得することができます。
-2つで分けた例:意見・事実、応急処置・恒久対策など
-3つで分けた例:ソラ・アメ・カサ、ムリ・ムラ・ムダなど
-4つで分けた例:管理職の4つの役割、実行策選択のマトリクスなど
-5つ以上で分けた例:ロジックツリー、ガントチャートなど
大企業・中小企業・行政関係者など業界・職種問わず1000人以上のビジネスパーソンと面談して、見えてきた仕事がデキる人のコツ。「分ける」たったこれだけで、周りの評価が一変します。
フォレスト出版より2022年1月13日に発売します。
https://www.amazon.co.jp/dp/4866801476/
・いつも仕事が時間通りに終わらないので残業や休日出勤が多い
・うっかりミスや見落とし、やり直し、上司からのダメ出しが多い
・仕事の段取りを組んだり、計画を立てるのが苦手
・上司や取引先から「何を言いたいのかわからない」とよく言われる
・トラブルが起きると頭の中が真っ白になってどうしたらいいのかわからなくなる
など、 本書はこのような仕事の「できない」をなんとか解消したいと日頃からお悩みの若手ビジネスパーソンの皆さま、そしてそうした部下をお持ちの管理職の皆さまへの処方箋です。
仕事の成果は、頭の良し悪し、センス、才能ではなく、「分ける」かどうかで決まるのです。