これは、私がお付き合いしてきた企業経営者や管理職の方からお伺いする部下についてのお悩みの代表的なものです。私は、これらの改善のためにいくつものコンサルテーションや社員研修を実際に行ってきました。
また、同じ問題を共有する大手企業・自治体の管理職や中小企業経営者と議論を重ねました。そして全ての根っこにある、ある1つの問題点に行き着きついたのです。
それは、これらの部下の方が
“ものごとを「分けて」考える習慣がない”
ということでした。
問題を抱える部下の方は、実は「仕事のセンスがない」のではなく、普遍的な思考のコツ=「分けて考える習慣」がないだけということにお気づきでしょうか?
先ほどのお悩みも、実は下記のような根本原因(真因)に起因しているのです。
→現状を「分けて」見られないので、効果的な目標設定ができない
→内外環境を「分けて」考えるとともに、効果があることと少ない事を大胆に「分けて」戦略を立てられない
→仕事のフローを自分で細かく「分解」してアレンジしていない
→方針(目標)を、行動に「分けられていない」
→変化点と目標のギャップを捉えて、目標から逆算してステップごとに「分け直す」ことができない
→事前に「段取り分け」してから仕事にかかる習慣がない
→事実と意見、時系列の流れなどに「分けて」会話できない
→事実と意見、時系列に「分ける」こと加え、文書の目的を分けて理解していない
→目的とは別に、報告相手ごとの興味点をそれぞれに「分けて」認識していない
→真の課題まで深く掘り下げて「分析」していない
→フロー(流れ)を「分けて」、全体の流れ(過程)とアウトプットの関係を鳥瞰できていない
→客観的な視点で事実と意見を「分けられていない」
そこで、この度ヒトサクラボは“Segment Thinking(分ける思考)の習慣化”という教育プログラムを企画いたしました。
「分ける思考=Segment Thinking」の習慣化を目指します
■Plan:計画(1日を想定)
■Adjust:修正・課題発見(1日を想定)
★Check:確認・報告(1日を想定)
★Do:実行・段取り(1日を想定)
大企業・中小企業・行政関係者など業界・職種問わず1000人以上のビジネスパーソンと面談して、見えてきた仕事がデキる人のコツ。「分ける」たったこれだけで、周りの評価が一変します。
フォレスト出版より2022年1月13日に発売します。
https://www.amazon.co.jp/dp/4866801476/
・いつも仕事が時間通りに終わらないので残業や休日出勤が多い
・うっかりミスや見落とし、やり直し、上司からのダメ出しが多い
・仕事の段取りを組んだり、計画を立てるのが苦手
・上司や取引先から「何を言いたいのかわからない」とよく言われる
・トラブルが起きると頭の中が真っ白になってどうしたらいいのかわからなくなる
など、 本書はこのような仕事の「できない」をなんとか解消したいと日頃からお悩みの若手ビジネスパーソンの皆さま、そしてそうした部下をお持ちの管理職の皆さまへの処方箋です。
仕事の成果は、頭の良し悪し、センス、才能ではなく、「分ける」かどうかで決まるのです。