中期経営計画策定(戦略マップ・ガントチャート式経営計画作成)

中期経営計画策定コンサルティング(福岡・九州・広島)

 経営者からのご相談として、今後の経営の羅針盤が欲しい、経営幹部や管理職に「経営者意識を持って欲しい」というものがあります。経営幹部が経営者意識をもつためのポイントを、一言で言えば「経営者はより多くの視点を持っている」ということが挙げられます。そして、その視点をうまく使い分けながら、バランスを保ちながら(時には意図的に崩しながら)経営をしているということです。

 

 戦略マップはこのような「経営者意識を持つための第一歩となる」道具です。ビジョンを実現するために、(1)財務(売上と利益)、(2)お客様、(3)業務、(4)組織と人材の4つの視点から、経営していくにあたっておこなうべき事を長期の視点、短期の視点を併せ持ちながら、中期経営計画策定をおこなっていきます。

 

経営計画を考える4つの視点

 

 ■売上と利益:数年後の経営ビジョンを達成するために、どのくらいの売上と利益を目標にするか?

 ■お客さま:売上と利益を確保するために、自社のお客さまに選ばれる理由は何か?

 ■業務:お客さまに選ばれる理由を生み出すために、どのような業務をおこなうか?

 ■組織と人材:その業務をおこなうために、自社の組織づくり・人材育成をどのようにおこなっていくか?

 

 そもそも戦略マップは、バランススコアカードというアメリカで生まれた経営手法の一部です。当社では、これまでのコンサルティング経験から、バランススコアカードをそのまま活用せずに、中小企業向けにアレンジや工夫を施しています。特にバランススコアカードの「戦略マップ」を活用することで、以下のようなことが可能となります。

 

戦略マップで経営計画を考えるメリット

  1. 会社全体のことを広く見ることができ、経営者意識を持ちやすくなる
  2. 目の前の短期的な視点ではなく、長期的な視点を持つことができ、ものごとの、やるべき事の優先順位がつけられやすくなる
  3. やるべき事のつながりを見えやすくなり、4つの視点で物事を考えられるようになる
  4. 中期経営計画策定の足がかりとして、全体像がより策定しやすくなる

4つの視点で考える、経営計画の検討テーマ例

 当社ではバランススコアカードの4つの視点で、取り組みテーマを考え中期経営計画・単年度の経営計画に盛り込むこともおこなっています。企業の状況、戦略に応じて取り組みテーマを決定しながら、その4つの視点のバランスを考慮しながら経営計画の策定の支援をしております。

視点 攻め(成長) 守り(安定)
売上と利益

売上・利益計画(短期・中期)

投資計画(設備・商品開発等)

資金繰り(キャッシュフロー)

在庫管理

経費節減

お客さま 選ばれる理由づくり クレーム対応
 業務

仕組み作り 

業務効率化

品質・コスト・納期管理

不良対策

組織と人材

経営ビジョンの浸透

組織活性化

人材育成・採用

人材定着

労務管理

労務災害

 中期経営計画の策定にあたって、バランススコアカードの考え方の他、以下にご案内する様々なメニューを組み合わせて、お客さまのニーズ・関心にあわせたご提案をいたします。

 

 

 本プログラムは、経営幹部・管理職育成と絡めた、中期経営計画策定コンサルティングとなっておりますが、例えば、経営者と一部の役員との少人数で中期経営計画策定コンサルティングを受けたいというご要望にも対応しております。

 

 その他、必要により金融機関に提出するための、詳細な数値計画(予想損益計算書(P/L)・予想貸借対照表(B/S)・予想キャッシュフロー計算書(C/F))、経営改善計画書の作成のサポートをおこないます。別途、提携の公認会計士・税理士とともに、財務面・事業面の現状把握・分析等もあわせておこないます。

選ばれる理由づくり・ガントチャート式経営計画

中小企業のPDCAを推進するガントチャート式経営計画

  当社では、「戦略マップ」の作成をお手伝いをすると共に、他社ではなく自社が「選ばれる理由づくり」を経営者・経営幹部などプロジェクト形式でおこなっていきます。

 

 そして最終的にはガントチャート式経営計画に落とし込み、PDCA(PLAN-DO-CHECKーACTION)が回る中期経営計画や年間計画の策定を支援いたします。

 

 経営計画の「見える化」の技術を習得しつつ、目標設定の考え方、目標達成の技術を学び実践へ移していきます。

ガントチャートは、通常Excelや専用ソフトで作成しますが、作成・更新に時間がかかってしまうことがあります。当社では、付箋を活用したガントチャート式経営計画を提案しております。普段パソコンを使用しない方でも気軽に作成できるツールです。またガントチャートをデジタル化したいクライアント様でも、経営計画作成段階の素案作りにも活用できます。

ガントチャート式経営計画のイメージ

参考書籍:まんがでわかる!かんたん!ガントチャート式経営計画の作り方

まんがでわかる!かんたん!ガントチャート式経営計画の作り方
  • 小さな会社・小さなお店・中小企業の経営者や後継者にオススメ!絵に描いた餅、計画倒れにならない経営計画の作り方・使い方
  • 売上・利益といった数字やスローガンの経営計画では、実行できない!?それには、ガントチャート(工程表)を活用した行動計画が必要です。
  • 実行力を上げ、成果を出すためのガントチャート式経営計画の作り方のコツ・ポイントがマンガでスラスラ理解できます。また、紙と付箋でスイスイ計画が立てられるようになりますから、パソコン不要で誰にでも作成可能です。
  • 中小企業向けのコンサルティングやセミナーで多くの経営者の方に、実行力と成果をもたらした内容をマンガ化にしています。

経営計画コンサルティングをご依頼頂いたお客様の声(一部)

・社長より

 部門長が現状分析・将来構想を発表したのを聞いて、ここまで部門長が考えているとは思いもよりませんでした。

 

・後継者である副社長より

 今回の支援により部門長のレベルもアップしたと認識しております。支援後、社長の部門長を見る目が変わり、社長と部門長との距離が狭まったようで、社長の部下に対する権限委譲もよりスムーズに進み、支援の効果を実感しています。

経営計画策定・実施プログラム例 標準6回(半日×6回)

  1. オリエンテーション・戦略マップの理解と事例による習得
  2. 現状の自社(自部門)の戦略マップのよる現状分析
  3. 自社(自部門)ビジョン検討と戦略マップ作成(1)
  4. 経営者に対する中間報告(現状分析とビジョン)と見直し
  5. 戦略マップ作成(2)と目標値設定、ガントチャート式経営計画の作成
  6. 最終まとめ(経営者のへ報告)

 

 ※対象者のレベル、戦略マップ以外の研修(経営戦略の考え方・業務フロー分析・財務)も織り交ぜます。また対象者の個別トレーニングも適宜実施します。

 ※課題の実施状況の確認のメール・電話対応も含みます。

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